大いなる陰謀
★★★★★
大いなる陰謀<原題:Lions for Lams>を見た。
映画の舞台はアフガン戦争の厭戦気分漂うアメリカにおいて、主演の3名がそれぞれ学者・記者・政治家と異なる舞台において戦争と向き合うというお話。
誰が国を導き、誰が犠牲になっているのか、そして誰がそれを変えられるのか?選挙なんか行っても何もかわらんと思っている人に見てほしい映画である。そういう意味で本当の主役は、ラストのシーンで世界を静かに見つめていたアンドリュー・ガーフィールド(ロバート・レッドフォード演じる教授の生徒)なのかも。
国が静かに衰退していく様というのは、アメリカだろうが日本だろうが、立場は違えど同じなのだろう。この映画の舞台はアフガン戦争だが、いくらでも日本に置き換えられる状況は存在するだろう。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/06/25
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しかしこの邦題は何とかならなかったのか?タイトルを見て、てっきり都市伝説的な陰謀をめぐるサスペンスドラマかと思っていたのに、実際に見てみるとまるで異なる社会派ドラマだった。
そもそもの原題は「Lions for Lambs」で、作中にもこの台詞は出てくるし、内容をよく表していると思うのになぁ。。。