なにとはなく

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デビルマン

史上最強のカス映画との呼び声高い、デビルマン(2004年、監督:那須博之)を視聴。
 
確かにカス映画だった。
私は原作を読んだことがないので、デビルマンの世界観やキャラ設定等はわからないが、普通に一本の映画として見ても、ストーリーが全く理解出来ないし、キャラクターへの愛情等も微塵も感じなかったし、CGもポスターのデビルマンは格好よいが映像として見れば演出のせいで逆に格好悪くなってるし、主役級の三人が完全にセリフ棒読みだし、と批判をあげるとキリがない。
 
公開当時から酷評されていたのは知っていたが、Amazonプライムで無料で公開されていたので、怖いもの見たさで見てしまったわけだが、

 

その意味では期待通りのクソっぷりであった。これを公開当時にお金を払って見た方(特に原作ファン)は、さぞかし悔しい思いをされたのではないだろうか?
 
但し、このようなレベルの低い映画というのは、洋画/邦画問わず常に制作はされている。
たまに深夜にテレビで放送されているのを見た時には、しょうもない映画だなぁと思いつつも、こういった映画で経験を積んだ俳優や映画スタッフが、いずれ全国公開されるような良い映画作りに携わっていくんだろうなぁ、というある種の親心の様なものを、いち映画ファンとして感じるものである。
この映画もその類いの所謂B級映画として見れば、まだ救いがあったのかも知れない。
 
しかし、この映画は当時CMで宣伝もされていたし、全国公開だったように記憶している。なのにも関わらず、このレベルの映画を堂々と公開してしまう日本の映画社会には、良心は無いのか?と問いたくなってしまう、そんな映画だった。
 
 
そんなクソ映画でも、良かった点を1つだけ。
デビルマンのCGを使った格闘シーンにアニメカットが一瞬入るのは、今までに無い演出でなかなか面白いと思った。
採点を付けるなら、★ゼロと言いたいところだか、この演出があるので★1つと言ったところか。
 
最後に、、、
「ハッピーバースデー!デビルマン!」
(映画を見た人にしか分からない)
 
 

 

 

 

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