なにとはなく

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人間の欲望とは恐ろしい物で、、、

2013年2月14日に行われた、UEFA Champions LeagueのRound16「Real Madrid vs Manchester United」の試合を見てそう感じた。

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今シーズンからユナイテッドに加入した香川は先発出場し、時折裏を狙う動きを見せつつもシュートは一本に終わり、相手DFに二回ほどボールを奪われそうにもなった。結局毎度お馴染みの70分くらいに途中交代となり、見ているこちらも残念だったが本人もかなり辛そうだった。

こういう試合を観た後はどうもイライラしてしまう。香川の移籍は失敗だった、未だに周りと連携がとれてない等等、不満は募る。

 

 

しかし落ち着いて考えてみれば、これは凄いことのはず。マンチェスターユナイテッドの先発メンバーとして、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで、しかも相手はレアルマドリードと対戦しているのだから。

思い起こせば僕がチャンピオンズリーグを見始めたのは大学生の頃からなので、10年程前からになる。当時のレアルにはラウールやフィーゴジダン等がいて、いわゆる銀河系軍団などと呼ばれていた頃である。その頃はチャンピオンズリーグを見ていてもどこか遠い世界で行われているお祭りのような感じで、よもやそこに日本人が出るなど夢にも思っていなかった。

(そういえば、ベルギーのゲンクというクラブに鈴木師匠が移籍して、CLのグループステージに出ていたなぁ)

たまに、W杯や親善試合等で強豪国とあたった時に、あぁ一緒の世界にいるのだと実感するとともに、力の差を歴然と感じるだけだった。

 

それが今や活躍するか否かは別として、ルーニーやファン・ペルシと同じユニホームを着て、シャビ・アロンソセルヒオ・ラモスとボールを競っている日本人がいるわけで。

10年前の2002年にW杯を自国開催したことは、その時の熱狂だけではなく、10年後にこういう形で成果として現れているのではないかと、しみじみ思う今日この頃である。

 

香川も23才で、まだまだこれからというところだし、何よりこんな凄い試合に香川が出場することは、今後の発展に大きく寄与するはずなので、長い目で見ていきたいものである。。。

とはいえ、出場するからにはゴールやアシストの一つでも決めてほしいと思う気持ちは抑えられない。(結局どっち?)