なにとはなく

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HACHI:A Dog's Tale /約束の犬

★★★★

「ハチ公物語」のリメイク映画。2009年公開。犬を飼ったことのある人なら、いやそうでない人も涙無しには見れない。


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僕は本家の「ハチ公物語」は見たことはないが、大体の話は知っているので、たぶん泣くな、と思いながら見始めたが、教授が死んでしまう少し前、それをハチ公が感じ始めたシーンから泣いてしまった。

大まかなストーリーは、以下Amazonからの引用、、、

アメリカ、郊外のベッドリッジ駅。
寒い冬の夜、迷い犬になった秋田犬の子犬を偶然保護したパーカー・ウィルソン教授(リチャード・ギア)は、妻の反対を押し切り、その子犬を飼うことにする。
首輪についていたタグに刻まれていた漢字から「ハチ」と名づけられた子犬は、パーカーのあふれるような愛情を受けてすくすくと成長していく。いつからか、夕方5時になると、ベッドリッジ駅で帰宅するパーカーを出迎えるのが日課となったハチ。一人と一匹の間に育まれた深い愛情と信頼は、ずっと続いていくと思われたが・・・

 本作のサブタイトルの邦題は「約束の犬」で、相変わらず直球のようでいて何を言いたいのかよく分からない題名になっているが、原題は「A Dog's Tale」、直訳すれば「犬の物語」、これこそ直球だ。

ただし、映画の作り自体がまさに犬の物語となっており、ほぼすべてのシーンはHACHIの目線を通じて描かれている。

物語はウィルソン教授の孫が学校で、自分のヒーローとしてHACHIKO(なぜかここだけハチ公)をクラスメイトに紹介するシーンから始まる。ここから日本で生まれた秋田犬のHACHIがどうやってアメリカまで行き、ウィルソン教授と出会ったのか、どうしてハチという名前になったのか、簡単ではあるが映像として描かれている。

僕がハチ公物語がアメリカでリメイクされることを知り、しかもアメリカの犬ではなく秋田犬のビジュアルを見た時、何故にわざわざ秋田犬のままリチャード・ギアと共演させるのか不思議に思ったが、そこもちゃんと秋田犬の特徴を映画の中で説明し、それこそがこの映画の「犬の物語」として描きたい部分であったことを、映画を見ることでようやく理解できた。

 

また、演出としてもその部分は徹底しており、実際に犬が見ていると言われているほぼ白黒のHACHI目線の映像が要所要所に出てくるし、先程書いたように殆どのシーンはHACHIの目線を通じて描かれている。重要なシーンであるはずのウィルソン教授の死についても、教授が倒れるシーンまではあるが、以降の直接的な死の描写や葬儀の様子は殆ど無く、あったのは庭の片隅にある犬小屋からHACHIが見つめる、いつもと違うウィルソン宅の様子のみだった。

そのせいか、リチャード・ギアの台詞も「HACHI〜!」くらいしか記憶に残ってない。ただの感じの良いおじさんだった。

しかし逆に言えば、飼い犬からしてみれば飼い主というのはそういう風に見えているのかもしれないなぁと感じさせてくれる演出でもあった。

 

こういう犬の映画やドラマを見るたび、よくもここまで上手く人間社会に溶け込む動物がいたものだと感心させられる。世に何億という生き物がいる中で、社会どころか人の心に入り込めたのは犬と猫だけである。向こうからしてみれば、尻尾を振っておけば餌を貰える都合のいい相手というだけなのかも知れない。実際の渋谷駅のハチ公も、教授を待っている間に周りの人が餌付けをしたせいで、駅前に居ついてしまったという説もあるらしい。

しかし、ボールを投げたりして遊んでいる時のあいつらの目にそんな損得勘定があるとはとても思えない。

子供の頃に飼っていた犬に会いたくなってしまった。。。

 

 

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Heat

★★★★★

マイケル・マン監督、1995年公開の映画。

存在は知っていたが何故か観る気が起きず、公開20周年を記念したBlulayが発売されていたので、今更ながら視聴。

 

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これがかなり面白く、完全な食わず嫌いだったことを後悔してしまった。

全体の雰囲気としてはマイケル・マン監督らしいサバサバとした映像で、淡々と物語は進んでいくが一つ一つのシーンがカッコいいのである。

話の流れとしては、以下Amazonからの引用、、、

 仕事に憑かれて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。

 刑事ヴィンセント役にアル・パチーノ、犯罪組織のボス ニール役にロバート・デ・ニーロと、コルレオーネ家の親子二大スター共演と、当時は話題になっていたが、僕が観る気が起きなかったのは、まさにこの点だった。

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